星で元気になる ☽ 風の月、星の音

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星にたどりつくまで④

前回までのお話 → 

   

 

さて。

とめどなく出てくる涙を拭きながら
お店を後にした私。

電車に乗っても
涙はおさまらず…

こっそりと袖口で拭きながら
最寄り駅までがんばりました。

 

一人暮らしの部屋に帰ると
もうどうしようもなく
怖い、という感情が湧いてきて…

当時まだ出会ったばかりの
今の主人へと電話をかけました。

 

「あのね…、買い物してたら
女の人が声をかけてきてね…」

「うん。」

「でゅえにぇ…(;_;) 」

 

「…??うん、どうした??」

「…ヒック… 
あにょねぇ…(;_;) 


 

「うん…」 

 

 

「怖い顔の女の人が私の右肩に
しがみついてるんだってぇぇぇ~~~(;_;) 

足も消えかかってるんだって~~~~!!!(;_;) 」

 

「そ…そうなん…ww だ…w

そりゃあ大変だね…!!ww」←明らかにニヤついている


最初何かあったのかと真剣に聞いていたのに
霊がついているなどという
どこぞのオカルトか!という話をし始めた
私の大泣きっぷりに
思わず吹き出してしまう主人。

つられて私もおかしくなり
笑い出すという…

コントかよ!な、世界。

「その人は、
なんかあやしい人じゃないの?

壺売ってくるとか」

「それがね、◯◯病院の看護師をしてて
ただ、私の足が消えかけてるのが心配で
教えてくれただけみたい…。

お祓いした方がいいって
それだけで去って行ったの…!」

 

「うーん…そうかぁ…

「確かに、気にしなきゃいいのかもしれないけど…
そう言われてしまったからには気になってしまうよ…!
お祓いしてもらおうと思う…!」

 

そんな事を話しつつ、
とりあえず電話を切りました。


何かしらが憑いていると言われ
そのままにしておくのは
やっぱり気持ち悪い。

お祓いって
どこでやってるんだろう?

当時、インターネットなどない時代。

タウンページに
お祓いしてくれるところが
載ってるはずもない。

こういうのに
詳しそうな人……

 

私はすぐにおばちゃんの
ビデオ店へと向かいました。

主人が笑いに変えてくれたおかげで
すっかり恐怖も消えていた私。

 

おばちゃんに、
今日あった事を話して
お祓いしてくれるところ知ってるか
聞いてみたんです。

 

すると、数秒考えたおばちゃんは

「ちょっと待ってて!」

と、お店の奥の自宅へと入っていき
1冊の本を持って来ました。

 

「これにね、除霊をやってるって
書いてあったと思って…。」

その本は、
今でも電車の広告でも見かける
何冊も本を書いてる方の
◯◯◯というものでした。

当時の私はといえば、
心理系の本は読んでいたものの
そういったスピリチュアルや
霊だとかいうものには
全く手を付けていませんでした。

なので、全くの無知。


おばちゃんがその場で
電話をかけてくれ、
除霊をやっている事を確認しました。

その除霊をするには
◯◯◯◯◯◯◯に入会が必要とのこと。

すみません~、全部伏せ字です~ww

除霊が終われば、
すぐに退会してもOKだそうで。

料金も良心的。

 

 

どこかに属するのが
とても苦手な私なのですが、

この時ばかりは
そんなことどうでもよくて
とにかく早く除霊とやらを受けたい。

その一心でした。

 

すぐに部屋に戻り
電話をかけて、予約をとったのです。

 

そして、予約日当日。

◯◯◯◯◯◯◯とやらは、
駅前の小さな雑居ビルの2Fにありました。

意外とこぢんまりとして
雰囲気も普通で…

受け付けの方も、
とっても感じがよく。

除霊を行うにあたっての
質問などを書く用紙に
色々と記入して…

 

いよいよ、除霊とやらが
始まったのです。

 

…⑤へつづく

 

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