星にたどりつくまで②
前回までのお話 → ①
さて。
1999年の冬。
離婚後、今の主人と出会って
初めてのバレンタインが近づいていました。
私はハンズでラッピング用品を
物色していたんですが…
時々目が合う女性がいて。
特に気にすることもなく
私はどのラッピングにするか
ウキウキと選んでいました。
すると、後ろから
「すみません…」
と、声をかけられたんです。
振り向くと、
先ほどから目が合っていた女性が
そこに立っていました。
「あの…」
と、女性は申し訳なさげに
話し始めました。
「私、◯◯で看護師をやっているんですけど」
「はい…」???
「最近、身内でどなたかお亡くなりになりませんでしたか?」
私は、その女性が看護師だというので、
誰か患者さんに似ていて
勘違いされているのかと思ったんです。
「いいえ、ないですけど…」
と、答えると
「そうですか… …」
と、なんとなく
気になる言い方をするのです。
私は思わず、聞いてしまいました。
「な、何ですか…?」
「あの… …
あなたの肩に恐い顔をした女性が
こうやって…しがみついてるんです。」
………
え``ーーーーーー!!!???
…③へつづく