本質をみつめる②
じゃあ、占星術の本質は何なのか。
元々は古代から培われてきた
自然、宇宙の星々と
地球に住む人々との関係。
それを知るための学問として
長い歴史の中で確立されてきたもの。
未来を言い当てるために出来たもの
ではない事が分かります。
占星術ソフトで未来のホロスコープを見る事もできますが
それで「具体的に何が起こるか」は分かりません。
こういう流れになる、というのは読める。
ホロスコープで大きなスパンの動きを見ていると
ああ、人生いろいろだな。
と思うのです…!
う~、このへん、ちょっとキツそうだなとか
わー、この時はすごく調子よさそうとか
そんな感じで眺めます。
傍観している感じです。
占星術は、
客観的に広い視点で未来を捉え、
流れをつかみ、どう生きていくかを
選択するためのツール
だなと。
分かっていれば
前もって対策ができる。
覚悟もできる。
でもそれは、
表面的なものなのかも知れません。
宇宙の中に生きている私達。
目に映る星々。
満ちる月、欠ける月。
輝く太陽。
子供の頃から夜空を見るのが好きでした。
そして、こんなことを思っていた記憶があります。
日々変化していく空を見る。
星は動いているの?
月の形が変わるのはなぜ?
太陽が昇ってくる場所が毎日違うのはどうして?
それぞれの声に耳をすませる。
あのひそやかな光の星は
大きくて遠い?小さくて近い?
そんな宇宙の中にいる自分。
その広さを感じてみる。
ここに占星術の本質があるような気がしています。